子どもの足から見える未来 ~今年最後の足測定を終えて~
2024年も終わりが近づきました。
今年も全国各地の幼児施設を訪問し、沖縄から関東地区まで約3000人の園児の足測定を実施しました。
幼児の発育を支える活動を40年以上続けてきましたが、今年最後の測定会は、熊本県の「くほんじこども園」さまで締めくくりました。
靴箱から見えた問題と変化
今年の活動を振り返ると、初めて測定を行う園では、園昇降口の靴箱に目が留まりました。
そこには何代もお下がりされた靴や、かかとが踏まれたままの靴、草履や長靴など、子どもの活動に適していない靴が数多く並んでいました。
子どもたちの足の健康は、靴選びや履き方にも大きな影響を受けます。
しかし、適切な靴の重要性は意外にも知られておらず、現場ではその影響が見過ごされていることを痛感しました。
前期・後期と繰り返し足測定を行い、その結果を保護者一人ひとりに配布することで、少しずつ変化が見られるようになりました。
靴箱には、子どもが歩きやすく、安全に活動できる靴が増え、園からは「転倒が減った」「よく歩くようになった」「屋外活動が活発になった」といった嬉しい声をいただきました。
足を正しく育てることが、園児の日常の活動を支え、さらには保育の質を向上させることを改めて実感しました。
地域に広がる「園児成長見える化」の輪
「園児成長見える化」プログラムに加盟していただいている園では、保護者の信頼を得るとともに地域での認知度が高まり、途中入園希望者が増加しています。
今年も4月から10月までに20人以上の途中入園希望者があった園もありました。この取り組みを通じて、子どもたちの成長を見守る施設としての価値が地域に広がっているのを感じます。
現在、各県で2~3園の研究園を増やしていく予定です。興味をお持ちの幼児施設の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
足から始まる子どもの未来づくり
子どもの足の成長は、身体全体の発育に直結しています。
靴や歩き方の些細な問題が積み重なれば、将来の運動能力や健康に影響を及ぼす可能性があります。
この危機感を胸に、私たちは引き続き全国の園を訪問し、子どもたちの健やかな未来を支える活動を続けてまいります。
今年一年、多くのご支援をいただき、誠にありがとうございました。
来年も子どもたちの足から始まる成長を、一緒に見守りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
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