「園児成長見える化」で広がる保護者と園の連携

のはら幼稚園での取り組み

先日、さいたま市西大宮にある「のはら幼稚園」様にお邪魔し、園児成長見える化プログラムの活動を行いました。

こちらの幼稚園は、「のびのびとはつらつとらくらくときびしく」という園目標のもと、幼児期に大切な遊びを通じて主体性あふれる、心身共に健全な子どもたちを育てています。

敷地内には芝生や雑木林、広々とした園庭があり、子どもたちは土や水、砂と触れ合いながら毎日元気に遊んでいます。さらには、柔道場や畑、季節ごとに姿を変える花畑もあり、まるで楽園のような環境です。

子どもたちは本当に恵まれた環境で過ごしていると感じますが、それでも足測定を導入した当初の結果には驚かされたそうです。

プログラム導入のきっかけは、保護者の方が私の著書を園に渡してくださったことでした。園長先生は「広い園庭で元気に走り回る子どもたちの足に問題があるとは思ってもみなかった」とおっしゃっていましたが、初めて測定した際には、足の健康度の低さにショックを受けたそうです。

特に、足のアーチが形成されていない子どもや足指の力が弱い子どもが多く、健康状態が想像以上に悪かったとのことです。

しかし、その結果を受け、保護者と園が連携しながら生活習慣を見直し、具体的な改善に取り組んだことで、現在では「足の健康度が全国でも優秀な状態」と評価されるまでになりました。

「かかとトントン」の習慣や適切な靴選び、足をしっかり使った遊びを日常に取り入れることで、子どもたちの足が大きく変わったのです。

園長先生は、「この取り組みを通じて、“子どもの育ちの細部まで目を配る”という意識が保護者と共有できたことが一番の成果です」と話してくださいました。

大人主体の生活習慣を見直し、子どもたちがより自然な形で健全に育つ環境を作ることの重要性を実感されている様子でした。

足の健康は、運動能力や体格、さらには心の育ちにも深く関係しています。

園と保護者が手を取り合い、一人ひとりの成長に目を向けることで、子どもたちの未来はさらに明るいものになるはずです。

このような素晴らしい取り組みに携わることができる喜びを胸に、これからも「園児成長見える化」を通じて子どもたちの成長を支えていきたいと思います。

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